郁は笑って 「別に学校を辞めてもダチとは連絡とれるしな」 「でも…」 「コホンッ…で以前からライル家のメイドからお前の体調が優れないと連絡があった…だからカオルを早期卒業させて迎えに行かせたのだよ」 「…エスティさん…」 「それに…ライル家とは業務提携などしなくとも我が家は大丈夫だ…だから…お前は…変な気を遣うな」 はじめての祖父の優しい言葉に涙がでる透 「うん……」