「…ププッ」 「なにが可笑しい?」 「う?ううんっ…クスクスッ」 アイガットは急に席を立って私の手を引いて庭に歩く 久し振りの空は眩しくてクラッと頭が反応する 「…僕ら小さいときに何度か会っているんだ、覚えてる?」 「………」 「トール?」 それはアイガットの話も聞けないほどに