「透……」
 「……レイス、お願い……」

彼女がレイスさんを見た

 「…はい」

レイスさんが俺をつかんでカツラを被せて

 「では…行きましょう、瀬田さま…」

俺を強引に部屋から出す

 「レイスさんっ…なんでっ!…」
 「お静かに……瀬田さま…私に策があります……ですから帰りましょう」