彼女のじい様だった 「はい、…なんですか?」 「トールは…」 「あっ…近くにいますけど……」 「……呼べ」 「…………」 俺は嘘をついたことを後悔した 「あ…」 「……君はいいやつだ…だからトールも…」 「なに言って…」 「トールは今イギリスに向かっている」 「…えっ…なら俺も…」 「君に会いたくないそうだ」