だってそこには、昨日告白してきた先輩がいたんだから。



「よぉ!陽奈」



気安く声を掛けてきてくれた先輩。



「こんにちは!二名様ですね」



友達と二人で来ていた。


あんまり落ち込んでなくて安心した。



「こちらにメニューをご用意させてもらってます」



あたしは簡単に説明するとお水を取りに行った。



「陽奈…どういう関係??」



桜がニヤニヤしながら聞いてくる。



「あ〜…従兄って感じかな??」



適当に誤魔化した。



「「怪しい〜!!」」



翔さんと二人でからかってきたけど、あたしは無視してお水を入れて席まで持って行った。


そのままメニューを控えて戻るとあたしは二人の横で一息つく。


そうするとまたお客さんが来る。


桜がそのお客さんのところに行った。



「陽奈ちゃんあのさ〜…」



翔さんに声を掛けられる。



「はい!!」