「陽奈がそんなので、どうするの!?颯斗君が悲しむじゃない。もう、辞めなさい。いい加減、理解しなさい」


「………」



あたしは、その途端我に返った。



「颯斗は…本当に死んだの??」


「死んだわ…」


「……ぅ……ぅわぁ……ん」



あたしの目から、一気に涙が溢れてきた。



「颯斗…最期まで守ってあげられなくてゴメンね。最期まで傍にいてあげられなくてゴメンね」



あたしは、颯斗にすがって泣き叫んだ。



その後、お通夜と葬式が行われた。


そして、颯斗は灰になって、天国へと旅だってしまった。



颯斗…何で死んじゃったの??


あたし、颯斗ナシじゃ生きていけないよ…。



あたしは、ただひたすら泣くことしか出来なかった。