『じゃあね…』


「うん。バイバーイ」



あたしは電話を切った。



新しい男か…。


そろそろ探さなきゃカモね…。



「ちょっと、陽奈!!」



お姉ちゃんが怒って入ってきた。



「聞いてくれない!?仁がさ〜…」



お姉ちゃんが愚痴っている。



あたしも、颯斗と付き合ってる時、こんな風に愚痴ってたことはあったのかな??



「って…陽奈聞いてる??」


「うん…」


「って何笑ってんの??」


「何でも!!」




あたしも、お姉ちゃんみたいに仲良くできる彼氏が欲しい。


颯斗との思い出は、ちょっとずつ過去にしていこう…。



「もう仁って最低じゃない!?」


「え〜そうかな??」


「最低だって!!」



颯斗…時間かかるかもしれないけど、ちょっとずつ颯斗のことは過去にしていくね。


颯斗…楓ちゃんと幸せになってね。