《分かった》
あたしは、もう逃げないよ。
適当に私服に着替えると、M公園に向かった。
もう、海斗は来ていて、ベンチに座っていた。
「海斗…??」
あたしが話しかけると、海斗がこっちを向いた。
「俺…別れたくないんだけど…」
「ゴメン」
「ゴメンじゃねぇんだよ」
あたしは、いきなり足を蹴られた。
「痛…」
あたしは足を抑える。
「だったら付き合えよ。痛い思いしたくなかったら…」
「嫌だ…そんな恋愛感情ないまま付き合っても、意味ないと思う…」
「そんなの関係ねぇよ」
あたしは、腹を蹴られた。
「……ぅ…」
そのまま、倒れ込む。
その後、何回か蹴られたり、殴られたりして、意識をなくした。
気が付くと、病院に居た。
足には包帯が巻かれていた。