「はぁ??」



あたしは、思いっきり海斗を睨む。



何でかって言うと、たった今、海斗にバイトを始めることを言った。


そしたら、何て返ってきたと思う。



「女の子がそんなことしたら危ないから」



意味分かんない。


そんなんだったら、世の中、バイトしている女なんか1人もいないし!!



「はぁ??じゃねぇよ。危ねぇだろ」


「ハァー」



呆れるわ。


こんなに束縛厳しい人なんて…思いもしなかった。



「とにかく…あたしは決めたの!!」


「だったら別れてもいいの??」



何でそっちの方向に行くわけ??


すごく上から目線なんですけどー。



「もう知らない!!勝手にすれば??」



こんなんだったら、別れるとかどうでもいいし。


そっちが別れたいんなら、別れるわ!!



あたしは、海斗の家を飛び出した。



今日は、せっかくのデートだったのに…。