〈実話〉いつの日か…

私も不安だったけど、コウキも同じだったみたい。


親にも似たようなメールを送った。


コウキと同じように心配してた。


お母さんの家系は、ガンも多いし。


ドキドキしながら家と帰った。


その日は何もする気にならず、ゴロゴロとしてた。


ミエと電話したり。


ミエは生理不純で産婦人科に通ってる。


卵子がうまく育たないみたいで薬をのんで卵子を大きくしたり、まともに生理がくるようにしたり。


だからいろんな事を聞いた。


話して少しスッキリ

安心した。


コウキが帰って来るなり『大丈夫か?』ってすごい形相で寄って来た


『大丈夫だよ』と笑って見せた。


心配で仕事も上の空だったらしい。


コウキと半同棲のはずが同棲に変わってた。


毎日楽しく生活してる


本当に夫婦みたいに。


布団で話をしてると

『もしガンでも、ずっと側に居るから。』

『ウソだぁー(笑)』


『笑うな。マジで言ってんだから。』


『子宮がなくなって子供出来なくなるかもしれんよ?』


『いいよ。愛弓が居ればいいから…気にしない。』


ギュッと抱きしめて言ってくれた。


その言葉がどんなに嬉しかったか…


嬉しくて仕方なかった


『大丈夫だって!ただの検査だし。心配すんな。』


『うん。気にしないようにする。』