〈実話〉いつの日か…

幸せな毎日を送っていた。


私の体調はボチボチ。


コウキと初めてしてから何度かした。


いつも大事に優しく抱いてくれる。


そんなある日、毎月のように生理がきた。


いつもと違ったのは約2日で終わり量もかなり少ない事だけ。


私の頭に浮かんだのは【妊娠】


まさかね…ゴムもつけてるし。


でもシンはゴムつけてても出来たし…


そお考えてると、また出血…


やっぱ普通の生理か。


私はそう思ったけど、その出血は一週間たっても終わる事はなかった。


お腹に痛みがあったけど、単に生理痛だと思ってた。


終わらない出血に不安を覚え仕事を休んで病院に行った。


中に入るとお腹の大きな人に、夫婦で写真みたいなのを見てたり。


きっと赤ちゃんの写真だね。


あの病院とは違い、この辺では大きくていい先生が居るって有名だった。


私は二人の事以外で産婦人科なんて来た事がない。


待ってる間、目に入ってくる人の姿を見ると辛い…


あの子アイカと同じくらいかな…?


シンと同じくらいかな?


泣きそうになる。


予約制じゃないから二時間ぐらい待った。


名前を呼ばれ中に入る


先生は50代の院長だった。


『どうですか?』


『一週間以上前から出血してて。』


『ちょっと見てみましょう。』