〈実話〉いつの日か…

『大事にするから。』


『…うん』


遠慮しがちにホッペにキスをしてきた。


『早かった?』


『大丈夫。』


私達は一日…違う。一分一時間居るだけで、思いが強くなってる。


アイカとシンとは少し違うけど、それに近い感じ


すごいスピードで好きから愛に変わろうとしていた。


気がつけば朝


会社にバレたら困るから別々に出社


そんな日が一週間ぐらい続いた。


その日は、私の体調が悪かった。


また吐いたり…


なんかの知らせだったのかも。


家に帰ったら、気分転換に軽くドライブしながら外食を計画してくれた。


家の近くの細い一方通行のとこでコウキの車で信号待ち。


信号が変わって進むと2、3台前に見たような車


私は一瞬にして凍りつく。


だって同じ車種に同じナンバー。


カツの車…?


『あの車…あの人の。車種もナンバーも同じ』


『どれや?』


『あの○○の!どうしよう。またつけられたんだ…』


『背もたれ倒して隠れてろ!』


私は必死に隠れた。


夜だから見えにくいって分かってても恐怖がそうさせる。


蘇る恐怖…


なかなかないよね?


同じ車種にナンバーなんて。


けど、助手席には女っぽい影が見えたような気もする。