〈実話〉いつの日か…

20分位したら帰って来た。


『待った?』

持ってるカギで開けて入って来た。


けっこー長く感じた。


『ちょっとね。大丈夫だった?』


『全然大丈夫!今度会いたいってよ。』


『ウチのこと知ってんの?』


『おぅ。そりゃ結婚を考えさせた女の事ぐらい言うわ。』


『そうですか。』


何て話したんだろ?


緊張するし。


『お風呂先にどうぞ』


『先入っていいよ。』


『いいって。先入って』


なんかドキドキなんですけど。


『じゃあ先入るわ。』


ちょっと幸せ。


少しだけどご飯も食べれるようになったし。


たまに吐いたりもするけど…


吐き癖がついたのかもしれない。


ご飯を食べれるようになっただけでも進歩した。


安心出来るからかな?


過度のストレスはない。


前みたいに深く考えまくりな日はないし。


だからかな?


『何ボーッとしてんの?』


『えっ?あっなんでもない。』


『ふーん。入っていいよ。』