私は驚いた。 今までそういう対象として光汰を見たことがなかった。 しかし隣にいた紗英は全く驚いていない様子だった。 「やっぱりそうなのかあ。」 「え!?紗英は気づいてたの?」 「うん。 でもね、私は和哉に興味ない。興味ないなら好きでいられても無意味なの。 それに私は今、誰とも付き合うつもりはないしね。」 それだけ言うと紗英はベッドにもぐってしまった。