あたしの幼なじみ





『…何で…そお思うの…?』


『美香を見てればわかるよ。
あの日から変だって。

俺はいつだって美香を見てたしさ。』


そう言って笑う祐二の笑顔は
悲しそうだった。



また、涙が溢れそうになった。


『ごめんね…あたし祐二の事いっぱい
傷つけてたんだね…。

あたし彼女失格だね。』


『そんなこというなよ!
俺は美香のこと今も好きだよ。
でも、俺は美香の幸せが一番なの。
わかった?わかったら・・・
俺と別れて?』


『祐二…たくさんごめんね。
でも、あたし祐二といると
スッゴい楽しかったんだよ。
だから・・・
好きになってくれてありがとうッ!
あたし絶対祐二のこと
忘れないよ?
それから・・・』


『もういいよ?
それ以上聞くとマジに泣きそうだから…
最後くらいかっこよく別れさせて?』