図書館についたあたしたちは イスに座った。 最初に口を開いたのは祐二だった。 『ねぇ美香?美香は俺のこと好き?』 ‘好きだよ’ って言えると思ってた。 でも、言えなかった。 代わりに 出てきたのは 大粒の涙だった。