こっちに来てから初めて
日本へ電話をかけた。
電話で伝えるのは
いけないっていう人がいるかも
しれないけど
これがあたしの精一杯。
許してね?
祐二・・・。
「はい、もしもし百瀬ですけど…」
『祐二?あたし、美香だよ?』
「…美香?どうしたの?
…あんまいい話ではなさそうだけど…」
祐二はあたしの少し緊張した感じに
気づいたみたい。
『…ん。あのさ、あたし…健人がね…
好き…ッなの!!』
「…知ってるよ?美香の事なら何でも知ってる。
俺分かってた。
もう、健人には勝てない…ッてね?
だけど、足掻いてみたかったんだ。
でも・・・
それが逆に美香を悩ませちゃったね?
ごめんね?
でも、俺美香が好きなの。
自分でもどうしよもないくらいにね?」

