「…何か目印になるもんない訳?」 目印になるものねぇ・・・。 『う~ん。市場かなぁ。 多分ここ市場だと思う・・・。』 そんな感じがする・・・。 だって、女の勘だぞ。 「…ほんとか?」 おいおい。 さっきからあたしの事疑いすぎじゃない? 『ほんとだよ。嘘ついてどうすんの。』 「…わかった。今から場所捜すから。 そこから一歩もうごくなよ。」 『うん・・・。待ってる。』 「…よし。すぐ行くからな。」 そう言って電話は切れた。 あたしは 健人の言葉に 頷くだけしかできなかった。