あたしは後ろを振り返った。


そこには―・・

さっきの、見せたくないものが・・


みっちー達も振り返る。



そこに居たのは・・


仲良さそうに、手を繋いでる・・

由夜と旬君だった。




そう。

あたしは、この2人の姿を

みっちーに見せたくなかったから・・。


でも、こうなってからじゃもう遅い。



「由夜~♪どこいくの?」


「今日時間いっぱいあるでしょ?だから
 旬君とデェトなの★」

・・聞かなきゃよかった。

みっちーが傷つく。


「そうなんだ・・」

「あっ、そっちの子達は綾穂の友達?」

「そうだよ。」

「あたし藤崎由夜です♪ヨロシクゥ」

「俺、卓眞旬!!サッカーやってるよ~」

「宮池梨津子っていいます♪みやって呼んでね!」

「あ、笹木未里・・です。よろしくね」


やっぱ、みっちーは傷ついたかな・・