待ち合わせの場所の学校前へ行くと
2人はもう来ていた。

「ごめーん」

そう言って、あたしたちは雑貨屋に向かった。


雑貨屋は学校から近いから歩いていける。

運動のために、自転車じゃなくて歩きで行った。





雑貨屋にいく途中の道―・・


あたしは、道の先あるものを見た。

あたしは急いで、違う道を歩いた。

「綾穂?そっちの道遠回りだよ?」

みっちーが言うけど、あたしは
その道を行きたくなかった。


あたしが行きたくないんじゃなくて、

見せたくないものがある。


あたし達が止まっていると、その
あるものがだんだんこっちへ近づいてくる。

あたしは急いで

「いっぱい歩いたほうが、痩せるでしょ★」

とごまかして、2人の腕に自分の手を回し

無理矢理こっちの道に来させた。


2人は最初、不思議そうにしてたけど
深く考える事はなく、3人でまた喋り始めた。



すると後ろから声が聞こえた。

「綾穂?」