みっちーの恋を応援すれば、

あの子を裏切る事になり、

あの子を応援すれば・・

みっちーを裏切る事になる。



だって・・みっちーの恋の相手は




由夜の彼氏だから。



「みっちーね~、一目惚れしたんだって♪」

「そう///夕方校庭で、友達とバレーやってるの見て・・」

みやとみっちーは黙々と会話を続ける。


あたしは、まだどうすればいいか分からず・・

ずっと黙って下を向いていた。


そんなあたしにみっちーが気づき、

「綾穂どうしたの?」

と言って来た。

窓から吹いた風がみっちーの髪を揺らしている。

あたしは言った。
「あっううん、なんでもないよ!!
 頑張ってね♪応援する。」



{頑張ってね、応援する}


後にこの言葉に後悔が押し寄せてくる事は

まだ知らなかった。