陸が来た次の日から なーぜか二人は私の家に毎日来るようになった。 『お前ら…… 何回来れば気が済むんだ?』 『あー俺らのことは気にしないで!』 悟が私の漫画を読みながら言った。 『そうそう!! 俺らに気にしないで宿題でもやってろ』 健造は人の部屋にあがらせてもらっているのに偉そうだ。 『気になるだろ!』 『ここ毎日私の家に来て智美のご機嫌とってるけど 何企んでるの?』 『ふふふ。 俺ら智美ちゃんの彼氏の座を狙っているのだよ』 悟が漫画を読むのを止めて笑みを浮かべる。