『う、うん』 二人とも、真面目な顔だから、 この時、私は二人が少し怖かった。 『じゃお前ら本物の智美ちゃん見かけたら知らせろよ!』 そしてみんなは一時解散 陸はぶつぶつ言いながら帰って行く。 海にちょっと用事があるからと言って智美を家に送ってもらった。 その後、健造と悟と私はベンチに戻ってきた。 『話って何??』 『俺と悟で考えたんだけどさぁ……』 『な、何??』 『お前さぁ…… 女将の智美ちゃんだろ??』