『まもなくー○○駅ー』 アナウンスが入る。 『駅に親が迎えにきてるから乗せてってやるよ』 『え?いいの?助かるわー』 駅を出ると、海の家の車が止まっていた。 『結衣乗せて行くからー』 『あぁわかったー』 『お願いします』 『いいのよ!汚いけど乗って!』 海のお母さんの声が車中に響きわたる。 車に乗り、ドアを閉めると車は私の家へ動きだした。