『あそこのベンチに座ろうよ』 私たちはベンチに座り、一息ついた。 『お前さぁ…… 普段と今の格好、差がありすぎるだろ』 『え?そう?』 『そうだよ! 俺最初誰だか気が付かなかったから!』 あっだから最初私を見たとき、驚いた顔をしたのか…… 『陸とか悟とか建造とかは絶対気づかんぞ』 『そんなに? あー!!そういえばー!!』 私は思い出してしまった。