『結衣ちゃんお客様がお見えだから起きて!』 おばあちゃんの声で目が覚める。 私は急いでおばあちゃんと玄関へ向かう。 玄関にある時計を見ると、もう夜の6時になっていた。 午後だいぶ寝てしまったようだ。 とっても申し訳ない。 お客様がお見えになる。 『『いらっしゃいませー』』 家族連れのお客様だ “ハッ!” 陸がいる。 この家族……陸の家族だ…… 『お客様の部屋のご案内頼みますよ。』 おばあちゃんに言われる。