『ハァー楽しみだなー』 明日、美人の女将がいるところに泊まれるという嬉しさで、 ベッドにゴロゴロしながら つい言葉に出てしまった。 『陸ー夜ご飯できたわよー』 一階から母親の声がした。 俺は一階のリビングにむかう。 そこにはもう、家族全員が食卓を囲んでいた。 俺は自分の椅子に座る。 『じゃいただきまーす』 父親が言うと、 みんな黙々と食べ始めた。