「陵弥…今日…私んちで卒業祝いするから陵弥も連れて来てってママが…」
「ああ…いいよ……でも…その前に凜花に思い切り触りたいんだけど…」
凜花の耳元で言うと真っ赤になった。
凜花に触れたい……
久々だからだけじゃないんだ…
お前…卓の言った事気にしてるだろ……
俺が…明後日アメリカに戻るんだって……
気にしない振りして、無理して笑って。
バカだな……
素直に言えよ…淋しいって……
「……いいよ……」
ほら…やっぱり…
あの時もそうだった…
俺がアメリカ行くって言ってからお前……
凜花に触りたいって言うと、素直に「いいよ」そう言うんだ。
泣きたいの我慢して…
淋しい癖に
強がって無理して…
行かないでって言わないで……
ばーか…
俺は無言で凜花の手を引いた。
1秒でも早く…凜花を思い切り抱きしめてやりたかったんだ……

