最後だというのに、相変わらず騒がしい教室。
いつもの様に沙織と語らう。
「良かったね凜花…」
そう、沙織は言うけれど…
私はまだ…喜び切れないんだ……
「卒業式の後、陵弥はどうするの?」
「…分からない……てか、聞いてないんだ…」
そう言うと、沙織は。
「そっか……」
と、だけ言うと口を詰むんだ。
卒業式の後……
どうするの…?…
聞けなかったんだ。
ただ、目の前の陵弥に触れられただけで胸がいっぱいで……
怖くて…聞けなかった。
陵弥がアメリカにいったら、今度はいつ…何年先になるかも分からないんだ…
数ヶ月いなかっただけで。
会いたくて…
会いたくて…
また……行ってしまうかも知れない…
その時……私は……

