登校して来る生徒達がざわざわと賑わい出す頃。
中庭から陵弥と2人並んで出て来た姿にみんな目を丸くした。
陵弥が帰国している事もだろうけど。
陵弥がいなくなった後、私達は完全に終わった……
そんな噂が流れていたんだ。
陵弥と付き合う前の私を知ってか、陵弥が帰って来るまで待ってられるはずがない…そんな風に言われてた。
でもね……全然平気だった。
私はいつまでも待ってる自信あったんだ。
「陵弥ッ!!」
沙織と一緒に登校して来た卓君が駆け寄る。
「お前………連絡もしねぇで…みずくせぇヤツだな!!」
…そう言いながら、目を潤ませてた。
「凜花……良かったね…」
って、沙織まで涙ぐんでて…
散々泣いて、せっかく止まった涙がまた溢れた。

