凜花を胸に抱きしめた。
たった1人で涙を流させたくなくて…
そして凜花の瞼に唇を当てた……
愛しくて…愛しくて…
堪らなく愛しくて……
そのまま凜花を抱いた。
どんなに離れていても、俺の心は凜花の傍にいるよ…
言葉だけじゃ伝え切れない気持ちが溢れる……
凜花の甘い吐息が切なくて……
胸が締め付けられた。
俺に抱かれながら涙を流す凜花に何度もキスをした…
凜花…愛してる……
まだそう言うには子供すぎる俺だけど。
凜花だけを愛してる……
「陵弥……ごめんね…今だけ…泣かせて…わがまま言わせて…明日からは泣かないから」
「…ああ……泣いていいよ…」
「…陵弥……行かないで…」
そう言って俺の胸に顔を埋めて凜花が泣いた……
声を圧し殺して……
「…ごめんな…凜花…」
記念日に流した凜花の涙。
ただ……抱きしめてやる事しか出来なかった……
そのまま俺達は眠りに就いた。

