凜花と過ごす1年の記念日。
2人で静かに過ごした。
凜花が言った
……待ってる……
その言葉だけで、離れていても凜花への気持ちが変わらないって思える。
「陵弥…今日泊まるって言って来た…」
潤ませた瞳で…
風呂から出た凜花を俺の前に座らせる。
凜花の濡れた髪にドライヤーを当てると思い出す。
「凜花の髪…長くなったな…」
出会った時はもっと長くて…俺の制服のボタンに絡んだんだった……
それが俺と凜花の運命なら……今は離れてしまっても…絶対…また…一緒にいられる未来がある……
凜花の綺麗な髪に指を通す……
前にもあったな……
直ぐ意識し出して真っ赤になって……
……凜花……?…
凜花の小さな肩が震えてる……
その小さな肩を抱きしめずにはいられなかった……
俺の為に涙を流す愛しい凜花を……
アメリカ行きを告げた翌日からずっと泣くのを我慢して……
俺の前で笑っていた凜花…
本当は俺の胸で泣きたい癖に……
馬鹿…だ……我慢なんかして……
「凜花…泣いてるのか…」

