トイレから出るとまた凜花がぶっ飛んで来てベッタリ。
オイオイ……
俺の後ばっか引っ付いて、部屋中くっついて歩く。
「凜花…歩きにくいんだけど…」
こう言うと………あちゃ…
泣くなよ……。
「だってぇ……触ってないと陵弥がいなくなっちゃう……」
う、うわぁー可愛いけど……
それだけ…淋しい思いさせてたって事だよな。
1人、この部屋で待ってたんだろ……
「凜花おいで…」
凜花を俺の前に座らせ後ろから抱きしめると、凜花の肩に顔を乗せて。
「もう、1人にしないから…傍にいるって言ったろ…」
すると凜花は、俺の抱きしめる腕を抱える様に掴むと。
「…もう…置いて行かないで……」
そう声を震わせて言った。
キュンと胸が締め付けられる。
抱きしめた俺の腕にポタッって凜花の涙が落ち。
小さな肩を揺らして涙を流す凜花が堪らなく愛しくて、向きを返して唇を合わせた。
その夜は一緒に風呂に浸かり、長旅の疲れも忘れるほど凜花に溶けた。

