そして沙織ちゃんの話しに黙って耳を傾けた。
「凜花はね、陵弥と付き合う前は誰にも本気になった事もなくて、スレた女でさ、
『相当遊んでる誰とでも寝る女』
なんて言われてたのよ。
ただの噂なんだけどさ。
陵弥は噂なんかどうでもいいってタイプの男でさ。
凜花に惹かれてたんだよね…
それがさ、陵弥の制服のボタンに凜花の髪が絡まっちゃって、陵弥が引きちぎって外したボタンを凜花にあげたの。
『俺が信じられなくなったら返して』
そう言ってね…」
「陵弥と付き合い出して凜花は変わった。
初めて『好き』って気持ちを知って、素直になった。
誰が見ても似合いの2人だったのに、陵弥の事が好きだった女の妬みを集め嫌がらせを受けレイプされかけたんだ」
沙織ちゃんは目を伏せると。
「未遂で、陵弥が助けたんだけどね……
凜花がトラウマになっちゃって…男に触られるのが怖くなって、陵弥にすら触られるのも、抱かれるのも震えて怯えて……
凜花が壊れかけてた」
「ズタズタだったんだよ2人の心の中。
傍で見てる私も辛かったな……
お互い好きな癖に、傷付け合うのが怖くて、距離置いて。
2ヶ月くらい離れてたんじゃないかな………その間もずっと陵弥は凜花を待ってたんだよ…」

