原田&沙織
凜花ちゃんをベッドに寝かせて気付いた。
ベッドサイドの小さなガラスのケースの中。
a solemn promise
そう印された指輪のケースの中にボタンが2つ…
「それね、高校の時の制服のボタン…2人の絆なの」
2人の絆…?…
沙織ちゃんの言う意味が理解出来なかった。
「ねぇ…どうして凜花が好きになったの?」
どうして……
凜花ちゃんを好きになった理由…
愛しいものに向けられるあの優しい瞳…かな…
「俺…入学した時目立つ凜花ちゃんに惹かれたんだ。隣にはいつもアイツがいて…アイツに向ける凜花ちゃんの眼差しが……
あの眼差しを俺に向けさせたいって…俺だけに…そう思ったんだ…」
「そう……でもね、それは陵弥にだからよ。陵弥にしか出来ないの凜花は…」
アイツにしか出来ない……
「沙織ちゃん…教えてくれる?アイツと凜花ちゃんの事…」
「いいけど、聞いたら凜花にちょっかい出すの止めてね…
あの2人の間に割って入るなんて無理よ絶対に」
絶対に…?
何で、そう言い切れるのか知りたい。

