さすがに一睡もしてない身体でバイトはキツイ…
足元がふらふらする。
「凜花、顔色悪いけど大丈夫?」
そう沙織に言われた。
すると、原田君が。
「俺がフォローするから、少し休んで来たら」
バイト中の原田君は至って普通に接してくれて。
「悪いけど、そうす……」
ガッシャーンッ!!
「凜花!!」「凜花ちゃん!!」
沙織と原田君の声が聞こえた気がしたけれど、私は意識を手放した。
……陵…弥……
「…陵弥!!」
パチッっと目を開けた時…
部屋のベッドの上だった。
「目…覚めた?」
原田君…が何で?
「あー…凜花がバイト先で倒れちゃって、原田に運んでもらったのよ」
と、沙織も顔を出した。
「…ごめん…俺が昨日あんな事したからかな…」
申し訳なさそうにベッドの横で頭を下げる原田君。
その後ろでニヤリと笑う沙織。
沙織…原田君に何か言ったに違いない。
「沙織に何か言われた?」
そう言うと原田君は。
「凜花ちゃんとアイツの絆の深さに気付いたよ…沙織ちゃんにも聞いたし…」

