あたしが駅に着いた頃にはもう空斗は着いていた。
「空斗っ!!」
あたしが呼ぶと、空斗は振り向き、笑顔を見せた。
「おかえり空斗っ!!」
「ただいま、ちなつ」
空斗は笑顔で、
あたしの頭をくしゃくしゃっとなでた。
「おーい、空斗っっ」
「イチャイチャしてんなよー」
「ここ駅だぞ、駅ーっ」
「空斗にぃ、らぶらぶ~っ」
と、空斗に声を掛けてきたのは、空斗の兄弟だった
長男の翼斗くん、次男の悠斗くん、四男の怜斗。
さらに、妹の千斗ちゃん。
空斗は、三男。
この兄弟は、みんな結構美形だったりする。
千斗ちゃんも可愛いし・・・
まぁ、イケメンのお父さんに美人なお母さんだから、美形が生まれてくるのは変じゃない。
「ちなつ、今からどっか遊びに行かない??」
空斗が帰ってきたことが嬉しくって色々考えていたあたしに空斗が声をかけた。
遊びに…??
「いくっ!」
とゆうことで、あたしは玖渚家族と遊びに行くことになった。
お姉ちゃん達も一緒だけど。
あたしの家族は姉のちはるに妹のちあき、ちふゆの4人姉妹。
ちはちゃんは空斗の兄、翼斗くんと付き合ってる。
ちあきは悠斗くん。
そしてあたしは空斗。
なにかと玖渚家とはなにかと縁がある黒井家。
まあそれは置いといてっ
あたし達が遊びに行ったのは、近所のゲーセン。
あたしが最初に目をつけたのはやっぱりプリクラ。
「ねえ!みんなでプリ撮ろーよっ!」
そうあたしがみんなに言うと
「いいよー!」と賛成してくれたのは黒井姉妹+千斗ちゃんだけだった。
玖渚兄弟は、みんな「めんどくさっ」と嫌がってる・・・
なんてノリ悪いんだっ!と叫ぶとしぶしぶOKしてくれた。
プリを撮り終わったら、空斗にUFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってもらったり、太鼓の達人をやったりとみんなで遊びまくった。