高校1年の1月。



いつも通りクラスの雅子と電車に乗って帰宅。




特に部活に所属する事もなく。




私の駅からさらに10分程電車を乗り続けた所に雅子は住んでる。




いつも私は自分の駅を通過し雅子の地元で遊んでから帰るというのが日課。



帰宅途中の隣の駅にある高校は男子高が1つと共学が1つ。



私と雅子は隣の駅に着くとイケメンが電車に乗って来ないかあたりを見回す。



これも日課の1つ。




『かのん!今日は何人いるかなイケメン君♪』





相変わらずテンション高めな2人。




だって特に毎日楽しい事なんかないし....






『かのん!やばッ!あの子めっちゃかっこいい』






...う〜ん何て言うか...







ほんわかした感じで、色白で優しそうで黒髪短髪の人。




まぁイケメンやけど私のタイプちゃうかった。



で、その子の隣には...







肌が浅黒くて茶髪でややロン毛の背がスラッと高い友達がいた。




うわぁ...なんか悪そうなタイプ....










てゆか、今日もこれ!と言った収穫ナシ。