「いらっしゃい。慎二の父です」 「初めまして!中川瑞穂と言います。この子は海二です…」 「あぁ…慎二から聞いているよ」 「あの!申し訳ありません…勝手に産んでしまって…一人で育てていこうと思っていたんです。 でも…慎二さんと再会してどうしても離れられなくなりました…」 「瑞穂…」 慎二が私の手をギュッと握ってくれた。 「顔を上げて下さい…こちらこそ申し訳ない。こうゆうことは男に責任があるのに…ばか息子のせいで…」 「そんな…」