おじさんやおばさんが多い職場の中、一人だけ歳の近い人がいた。 3つ年上の大野春樹さん いつも優しくしてくれている。私にとったらお兄ちゃんみたいな存在。 帰りはいつも春樹さんが通り道だからと車で送ってくれていた。 「今日もお疲れ様!瑞穂ちゃん」 「お疲れ様です」 「あ!海二は元気?…今日はおばあちゃんが見てるの?」 春樹さんは海二とよく遊んでくれていた。