PRIDE<短編>



その日、

残りの客を全部さばき終えた頃には

時計の針が4時をまわっていた。


いつもなら、友達とこのまま

ご飯やホストクラブに行く流れなんだけど

今日のアタシは

妙な疲労感と少し飲み過ぎたせいもあって

珍しく、どこへも寄らずに帰った。