毎朝思うの。 私はまだこんなに泣けるんだなって、 まだこんなに柚杞が好きなんだなって、 日々上塗りされていく柚杞への気持ちが、日々私の心を軋ませる。 だけど私だって馬鹿じゃないし、正しい事とすべき事はもうわかってるから。 覚悟は出来てる。 ちゃんと準備は進んでる。 柚杞の事が好きだから、 柚杞のために、 柚杞のためなら、 別れられる。 重い身体を無理矢理起こして、朝の支度にする事にした。