優しい柚杞に戸惑ったのは私だけじゃなく、周囲も同様だった。 宣言どおりというか、隠すことを止めると言った柚杞は、今まで2人でいるときでさえたまにしか見せてくれなかった柔らかさを全面にだして私に接する。 こんな風に人の目がある食堂だったり、廊下だったり場所に関わらず。 だから私は困ってしまう。 『美味い?』 そう問い掛けてくる声が、髪を梳く指先が、 頬を包む手の平が、