またここで本を読む姿を見れるだろうか。 “…今樺乃ちゃんが悩んでんのは俺の所為、 ……ごめん” 話した後、あの笑顔で、じゃあねって手を振ってくれるだろうか。 カーテンを持ったままの手に無意識に力が入る。 そのまま引っ張ってまた閉じた。 こんな暖かさに包まれてる気分じゃない。 溜め息が零れて止まらない。 “幸せ逃げるよ”って麗が言ってたっけ。 じゃあ、私の幸せって結構な量が減ってる。 溜め息が日常な女子高生ってどうなの? “高校生活もったいないよ?” 本当に、何やってんだろうね…私。