あと10秒。 5…4…3…2…1… 『終わりー、後ろから集めてこいー』 とう爺ののんびりした指示が飛ぶ。 テスト最終日。 最後の教科がやっと終わった。 私は何故か今までに無いくらいに調子よくテストをこなした。 英語は中でも抜きんでて凄かった。 五十嵐くん、いや…五十嵐鬼コーチのお陰であることは明らかだった。 珍しくぐったりしていない私を見て麗は、 『なに、天変地異!?』 …青ざめた顔から本気な事が伝わって失礼極まりなかった。 私だってやれば出来る子なんだよ。