絋未さんが連れてきてくれたのはお洒落なパスタのお店で、どうも経営してるのは絋未さんの知り合いらしかった。
『美味しいでしょ?ここのお店友達がやってるの』
パスタもサラダもスープも食べ終えて、デザートと紅茶が運ばれてきた時、絋未さんが言った。
『はい!なんかすみません、こんなご馳走になっちゃって』
『何言ってんの、樺乃ちゃんとなら何度でも食べに行くわよ…って、もう無理かな』
『…すみません』
『あー違う違う、全く責めてない。逆に感謝してるの、樺乃ちゃんには』
絋未さんはデザートのティラミスをひとくち口に運ぶと『すごい美味しいわよ、食べる、食べる!』と顎で私の止まったままのフォークを指した。

