二週間位しか経ってないのに随分来てない気がする校舎。
それでもそこにはなんの変わりもなく、
もちろん図書室にもー…
『なに、これ』
五十嵐くんに鍵を開けてもらったあと、いつものように図書室の扉を開けた。
だけど目の前には見覚えのないものがある。
『あ、そっか。樺乃ちゃん終業式の日図書室来てないから見るの初めてじゃん』
少し古い感じはするものの、皮張りの黒い物体はこの図書室にはなんだか似合わない。
『校長室のソファーとか新しくしたんだって、捨てるの面倒って図書室に置いたらしいよ』
『なんで図書室?』
『どうせなら活用出来たほうが勿体なくないからって、樺乃ちゃんの担任が』

