『だからいつでも入れるよ?』
明日は3日。
とはいっても今はお正月。いくらなんでもまだ学校は空いてないだろう。
図書室の鍵があっても、校舎自体に入れなかったらどうしようもない。
どうやって入るの?って聞いたら
『心配ないって、職員玄関のもあるから』
…チラリと見せられた銀色の鍵。
学校の危機感の無さと目の前の笑顔に唖然としてしまう。
頼むから事件には巻き込まないで欲しい。
校長室とかで長々話をされるような生徒にもなりたくない、絶対嫌だ。
そう言ってんのに、彼は『共犯者発見』ってニヤリと笑った。
やっぱり五十嵐くんは五十嵐くんだ。

