何かが変わりそうなことに気付いてないフリをして。
考えればなにか答えが見つかりそうな気がしたのに、この時の私はまだそれを拒否していた。
この日から、柚杞とのメールは前よりも少なくした。
電話なんて柚杞から掛かってくる以外しなかった。
柚杞との時間を少しずつ減らしていった。
だけど柚杞の部屋で、柚杞を拒むことは出来なかった。
触れる手が、熱くなった吐息が、
好きだって言ってくれてるような気がしたから。
メールも
電話も
デートも
キスも
だんだん減ってく二人の時間に、柚杞は疑問すら持たなかった。
何にも変わらなかった。

