「ねえ…花奈が好きだから…そうなんだ……分かったよ…アタシ…ヒロがアタシを見てくんないのなら……ここから飛び降りるから」 そう言って結衣はベランダの柵を飛び越えようとした。 それにはさすがにヒロも慌てて…半分上擦った声で… 「そんなこと止めろよ…花奈はただの幼なじみだし…それ以上のことなんてないから」